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WEB講演会 11月23日

WEB講演会 11月23日

喘息の実臨床で遭遇する咳症状に役立つ吸入療法を考える―ERS2019公表の最新エビデンスを踏まえてー
東京女子医科大学呼吸器内科学講座名誉教授 玉置淳先生

咳の持続期間によって、3週間未満の急性咳嗽、3週間以上8週間未満の遷延性咳嗽(せんえんせいがいそう)、8週間以上の慢性咳嗽(まんせいがいそう)に分類。3週間以上続く場合、咳の原因を特定し、原因に対して適切な治療を行うことが大切。急性であればあるほど感染症または感染症に関連する原因が大、慢性であればあるほど感染症以外の原因を考えていく。
遷延性咳嗽・慢性咳嗽の原因疾患とその頻度
咳喘息 42% 喘息 28% アトピー性咳嗽 7%COPD7%感染後咳嗽7%
長引く咳に関するアンケート調査
治療に困ったことは? あり 78%
処方薬剤は 鎮咳剤 39% 抗LT薬 37% ICS/LABA 31%去痰薬23%ICS21%抗菌薬15%
長引く咳の診断アプローチ
 病歴・身体所見↓       →ACE阻害剤・DPP4阻害剤 →服用中止
      胸部レントゲン検査 

正常                  異常
高頻度の病態評価           喀痰細胞診
(後鼻漏、喘息、COPD、GERD)   細菌学的検査
耳鼻科的検査             気管支鏡
アレルギー検査            PET、肺生検
肺機能検査、胸部CT    
気道過敏性試験

上部消化管内視鏡
 
咳喘息患者の末梢気道
気道壁への好酸球浸潤 気道上皮の浸潤 粘液栓による気道狭窄
咳喘息の診断 1と2を満たす
1 喘鳴を伴わないが8週間以上持続 聴診でもWheezeを認めない
2 気管支拡張薬(β刺激剤)が有効
参考所見

1)末梢血、喀痰好酸球増多、呼気NO増加(特に後者2は有用)
2)気道過敏性の亢進
3)咳に季節性あり、夜間や早朝に多い
 
咳喘息の重症度別治療方針
軽症                      中等度以上
症状は毎日でない             症状が毎日である
日常生活や睡眠の妨げ<1回/週    日常生活や睡眠の妨げ≧1回/週
夜間症状<1回/週             夜間症状≧1回/週
長期管理                   長期管理
中用量ICS                  中用量ICS~高用量ICS
(使用できないときはLTRA)       ±LABAorLTLAorLAMA
発作治療薬                    発作治療薬
吸入SABA屯用                 吸入SABA屯用
(効果不十分なら短期OCS)          中用量ICS/LABA配合剤
                      (効果不十分なら短期OCS)
 
知覚神経C線維に対するNOの影響
炎症(気道粘膜上皮細胞・杯細胞→iNOS誘導→NO産生→C-Fiberにおけるanandamide取り込み
→TRPV1活性化(カプサイシン受容体)→タキキニン(SP、NAKA)遊離→咳反射

ICSがNO産生抑え
LABAが気管支平滑筋細胞β2受容体に作用 気管支収縮誘導性咳を抑える
喘息患者の呼気NO濃度に対するレルベアの効果
ベースラインからの変化1→0.2 投与中FF/VI 2週間 投与後辞めて1週間↑3週間 0.7程度で
*ステロイドのGR結合親和性(相対的グルコルチコイド受容体親和性)
FF(フルチカゾンフランカルボン酸エステル)>MF(モメタゾンフランカルボン酸エステル)
>フルチカゾンプロピオン酸エステル(FP)>BUD(ブデソニド)
平均肺滞在時間  FF(フルチカゾンフランカルボン酸エステル)>FP≒MF

治験 レルベアvs通常治療群のうちICS/LABA投与例  ACTスコアー3点以上増加した割合 70%vs56%

 
南千里散歩 紅葉がきれいでした

2019-11-24 05:52:04

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