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よろず相談TV 11月4日

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SASの診断におけるポイントのついて虎の門病院 循環器センター内科・睡眠呼吸器科 富田康弘先生
SASの症状
夜間の症状 いびき 呼吸停止 夜間頻尿
日中の症状 眠気、居眠り 起床時の頭痛 記憶力 集中力の低下(小児 扁桃腺肥大に多い)
閉塞性無呼吸(OSA)
1 鼻の通りが悪い 2扁桃が大きい3 顎が小さい 4 舌が大きい 5 首が太い →上気道の閉塞
眠気の評価 ESS 11点以上過度の眠気 8項目 0、1,2,3,4点 
SASの身体的特徴 肥満 小顔 咽頭狭小化 
SASの診断に用いる検査機器について
問診・診察 →1)在宅睡眠検査・簡易検査2)PSG(睡眠ポリグラフ)検査→治療

1)1 呼吸の運動バンド 2 鼻口・呼吸センサー 3 のど・いびきセンサー 4 指・酸素センサー
2)脳波・眼球運動・心電図・筋電図・呼吸曲線・いびき・動脈血酸素飽和度などの生体活動→睡眠時無呼吸症候群、周期性  
 四肢 (しし) 運動障害、睡眠時随伴 (ずいはん) 症などの睡眠障害の診断が可能となります。また、睡眠の状態も測定できる


睡眠構築 睡眠時無呼吸患者 REM睡眠消失 睡眠リズム分断
無呼吸低呼吸指数
5回/h 軽症 15回/h中等度30回/h以上重症
AHI Apnea hypopnea index     PSG検査
REI respiratory event index     簡易検査
ODI Oxygen desaturation 
index     簡易検査
死亡リスク 15年生存率
AHI<5   90%以上 AHI5-15  90% AHI15-30 85% AHI≧30重症SAS 60%↓↓
CPAP療法などSASの治療法は
CPAP療法 持続陽圧による閉塞の解除 いびきの消失・無呼吸イベントの消失 酸素化の改善
CPAPの適応 PSG検査 20回/h以上 簡易検査 40回/h以上
SASの診断 SDB(睡眠呼吸障害)+症状=SAS
SRBD(Sleep-related breathing disorder)の定義
1時間当たり15回以上の呼吸イベント→症状を問わずSRBD
1時間当たり5回以上15回未満の呼吸イベント→症状あるいは合併症がある場合はSRBD
症状 : 日中の眠気 いびき 呼吸停止の指摘など

合併症: 高血圧 気分障害 認知機能障害 冠動脈疾患 うっ血性心不全 心房細動 2型糖尿病
マウスピース治療
マウスピースの作用 口を閉じた状態にすることで、開口による気道(呼吸する時の空気の通り道)の狭まりを防ぎ、鼻呼吸を促進する 下あごを前方に移動させて、下あごに付いている舌を前に引っ張り、口の奥の気道を開く。舌が前方に移動することで、舌と筋肉でつながっている軟口蓋(のどちんこ)が前方に移動するため、引っ張られることで鼻の奥の気道が開く→下顎→舌→軟口蓋に順に連動することで気道が開いて呼吸が楽になる
Monobic type 日本で保険適応はこのタイプのみ
Adjustable Type 下顎の前方移動距離を調整可能 10万―15万

 
     簡易検査 REI<5/h →経過観察
          REI≧5/h →       マウスピース治療
CPAP療法←    REI≧40/h
     PSG検査 AHI<5/h →経過観察
          AHI≧5/h →       マウスピース治療
CPAP療法←    AHI≧20/h
*CPAP受け入れ困難 マウスピース治療へ
 マウスピース治療不十分CPAP検討
*耳鼻科手術(扁桃腺摘出)睡眠衛生指導 減量
肥満患者 19kg(18%)の減量でAHI 55.9/h→15.8/hに 
*下顎が小さな肥満者において減量は有効であるとの報告
SASに合併する疾患 とくに心疾患とのかかわりについて 虎の門病院におけるSASに合併する頻度 751例
平均BMI27.7 高血圧 63.8% 脂質代謝異常51% 高尿酸血症24.6% 糖尿病17.7%冠動脈疾患5.2%脳血管疾患4.5%
    軽症無呼吸症候群以上 5≦AHI<15/h
欧米  男性 24%  女性 9%
日本人 男性 30%  女性 20% 

高血圧 83% 冠動脈疾患 65%不整脈50%心不全55%脳卒中75%
OSA(閉塞性無呼吸:呼吸運動あり)
胸腔圧陰圧化  覚醒・睡眠分断  ・低酸素・再酸素化
心負荷・低拍出      ↓     ↓    ↓
  交感神経活性亢進   酸化ストレス・炎症
           ↓ 大動脈疾患←血管内皮障害
     AT VT          動脈硬化
           高血圧  ←↓
     心不全        虚血性心疾患

     CSA(中枢性無呼吸+呼吸運動停止)
高血圧発症のリスク AHI 15/h以上 2.89倍に
SAS→無呼吸と夜間高血圧が特徴 Non-dipper型に
SASは高血圧治療ガイドラインに 昼間の眠気・夜間頻尿・夜間呼吸困難・夜間発症心血管イベント
               治療抵抗性高血圧 Non-dIpper/riser型 夜間・早朝高血圧

CPAPによる降圧効果は2.1mmHg程度 ARBで9mmHg低下
ARBとCPAP併用で有意に血圧が低下する 特に夜間血圧が
CPAP+減量で血圧が有意に下がる

CPAPアドヒアランス不良の原因
患者側の要因
マスクの不快感 治療効果(症状の改善)が不十分 治療に対するモチベーションが低い
医療側の要因
治療効果判定(使用時間や残存無呼吸の評価)が不十分 合併症(鼻・ほかの睡眠障害など)の評価が不十分

 

2019-11-05 05:24:48

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