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お昼のWEB講演会 8月22日

お昼のWEB講演会 8月22日

なぜ高中性脂肪血症は心血管イベントのリスクとなるのか?―ω3不飽和脂肪酸への期待を含めてー
海老名総合病院 糖尿病センター センター長 平野勉先生

LDL-Cと粥状硬化症
LDL-(悪玉)コレステロールが明らかな動脈壁のプラークの原因である
ApoE欠損マウス T-C 458 HDL-C 34 TG 95 グルコース 122
動脈硬化 プラーク↑↑ マクロファージ集積
0.5%コレステロール含有食事ウサギ
 T-C 1464 HDL-C 135 TG 52 グルコース 115
動脈硬化 プラーク↑↑ マクロファージ集積

TGは動脈硬化性心血管症(ASCVD)に原因的に関与することが明らかにされリスクファクターとしての評価がますます
高まっている

TGが高くなると心筋梗塞・虚血性心疾患・すべての死亡(LDL-Cではない)・虚血性脳卒中が増える
92285人の解析で 非空腹時170mg/dl 空腹時150mg/dl以上が異常値に
JDS研究
2型糖尿病 CHDリスク
TG 126以上       
4.7倍    2.2倍      1倍
   81-125       
2倍      1.8倍     0.8倍
   80未満        1.2倍   1倍      1倍
LDL-C         140mg/dl   109-139   110未満

コレステロールが高ければTGがやや高くなるとCHDリスク上昇する
高TG血症が単独で悪いのか
TG 2000mg/dl 乳び血清  66歳女性 1型高脂血症 (LPL欠損症ホモ接合体)
           T-C 245 LDL-C 20 HDL-C 34   →頸動脈エコー正常 プラークなし  動脈硬化なし
リポ蛋白の動脈壁(内皮)通過性
HDL(~12nm)            →内皮壁を通過する
LDL(~27nm)            →内皮壁を通過する

IDL(70-100nm           →×
VLDL(100-200nm)         →×
カイロミクロンレムナント(45-55nm)   →内皮壁を通過する
Chylomicrons  ↑ LPL
(200-1000nm)
レムナントコレステロールははLDLコレステロールの1/20に過ぎない
LDL以上の動脈硬化惹起リポ蛋白は血中に存在しない
中性脂肪と粥状動脈硬化症
中性脂肪は→LDL(悪玉)を小型化にしてSmall dense LDL(超悪玉)にする
超悪玉コレステロール、Small dense LDL
小型高密度LDL            普通サイズのLDL
(Small dense LDL)          Large Buoyant LDL
コレステロール〇アポB        コレステロール◎アポB
パターンB                 パターンA
平均粒子直径25.5nm以下      平均粒子直径25.5nm以上
比重 1.044-1.063g/ml       比重 1.019-1.044g/ml
LDLの20%               LDLの80%
CHDの発症率:パターンBはAの3倍高い
Small-denseLDLの動脈硬化惹起性
血管内皮
正常サイズLDL→    肝LDL受容体へ 血中滞在時間2日
sdLDL      →       血中滞在時間5日
血管内皮↓             粥状動脈硬化
   酸化               ↑
   酸化LDL→マクロファージ →泡沫細胞
1 LDL受容体への結合能が低下して、血中に停留しやすい
2 血管壁のプロテオグリカンに付着しやすい(アポCⅢに富む)
3 小型なので、血管内皮下への侵入が容易
4 脂溶性抗酸化ビタミン(ビタミンEなど)乏しいため酸化されやすい 
sdLDLは酸化LDLの良き材料
LDLサイズとトリグリセライドとの関係
LDL直径とTGの値は反比例する TG高いとsdLDLに TGはLDLサイズの最強説明変数で50%説明できる
TGの増加はLDLを小型化する
TRL(TGリッチ蛋白)     →CETP  CE(コレステロール)   TG<CE LDL
VLDL、CMの増加       ←CETP TG(トリグリセリド)         ↓肝性TGリパーゼ
                              Small dense LDLに(コレステロールに乏しいLDLに)

Small dense LDLの直接定量法(ホモジーニアス法) 生研
完全フルオート迅速測定法 2017年8月ADAで承認
n=1661 Sd LDLの中央値は20mg/dl 
TGとsd LDL  正の相関 r=0.655
LDLとsd LDL 正の相関  r=0.719

Sd LDLの値  38mg/dl    56          54           90           50
    正常 n=313   LDL-C高値 n=35  TG高値 n=31   LDL-CとTG高値 n=24  カイロミクロン n=6
内臓脂肪面積に応じて大型LDLが減少し小型LDLが増加する
アデポネクチンと負の相関  HOMA-R(インスリン抵抗性)と正相関 
SdLDLはメタボリックLDL
2型糖尿病はLDL-Cは優位に高くないがSd LDL↑>Large LDL↓になる
ARIC研究 11419人 CHDが1158発症 11年間経過観察
CHDはSd LDLが高ければ増加するがLarge LDLは変わらなかった
LDL-Cが100以下でもSdLDLが高値ならCHDリスクは1.61倍に増加

LDL Window
多い          
            量が多い        サイズが小さいが量も多い
アポB         危険            極めて危険
 
(LDL粒子数)
  110          正常LDL      サイズは小さいがLDLの数も少ない
                            やや危険性  
少ない        
 低い                   TG150          高い
 
Non HDL-CはアポBと強く相関する r=0.94
縦軸を Non HDL-Cに置き換えられる 170 =TC-HDL-C
吹田研究
Non HDL-C高い TG<150     1倍  TG>150  3倍  心筋梗塞リスク高い
スタチン系はLDL-Cを下げるがSdLDL≒Large LDL 同等に下がる
フィブラート系は TG下げ、LDL-Cやや上昇?しかしsdLDL下げる 両者を出すといいが副作用も懸念?
EPA/DHAによるTG変化 4g/日 22.9mg/dl下げる 2g/日 10.8下げる
糖尿病n=5 EPAはVLDLの産生を抑える フィブラート系はVLDL異化亢進

EPA/DHAは小型LDL減らし、大型LDLを増加させる
スタチンによりLDL-Cが40-100mgに管理されていてもTG高値は糖尿病患者の心血管症のリスクとなる


IRB委員会終了後 嫁も娘も用事で遅くなるので梅田地下街で一人ちょい飲みを2件はしご・・
高校野球も終わり最後まで予想が外れ、履正社優勝、夏も終わりに近いか・・

2019-08-23 07:55:13

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