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第7回大阪睡眠障害カンファレンスー1 2月8日

第7回大阪睡眠障害カンファレンスー1 2月8日

第7回大阪睡眠障害カンファレンスーを聴きにホテルモントレーグラスミア大阪に行ってきました

*先ずは帝人在宅医療株式会社よりCPAP療法について
CPAP療法の適応基準
対象となる患者は以下の全ての基準(ア~ウ)に該当する疾患とする
ア 無呼吸低呼吸指数(AHI)が20以上 *AHI 1時間当たりの無呼吸と低呼吸の回数
イ 日中傾眠 起床時の頭痛など自覚症状が強く 日常生活に支障をきたしている
ウ 睡眠ポリグラフイー上 頻回の睡眠時無呼吸が原因で睡眠に分断化、深睡眠が著しく減少または欠如し
耳側陽圧呼吸療法によりポリグラフィー上睡眠の分断が消失、深睡眠が出現し睡眠段階が正常化する症例

ただしAHIが40以上である患者についてはイの条件をみたせば対象患者となる
検査~治療の流れ
         自覚症状 問診
↓                                              ↓
連続パルオキシメーター      簡易検査 入院or自宅
AHI<20 20<AHI<40             40≦AHI
                PSG検査                          ↓
                    20≦AHI →                    CPAPの導入
         20未満 他の治療
簡易検査 SAS2100 気流 いびき SpO2 脈拍から1時間当たりの無呼吸低呼吸回数(AHI)を測定
本体 鼻カニューラ SpO2測定プローブ
医療機関は 検査依頼するだけ 自宅で患者さんが測定し 検査結果が医療機関に 宅配サービス
就労者の職業ストレスと不眠 大阪市立大学大学院医学研究科 神経精神医学 講師 出口祐彦先生
自殺者数の年次推移 平成28年の自殺者数は21897人となり対前年比2128人(約8.9%)減、平成10年以来
14年連続して3万人を超える状況が続いていたが22年ぶりに2万2000人を下回った

男女別をみると男性は7年連続、女性は5年連続で減少した 男性の自殺者は女性の約2.2倍となっている
精神障害等の労災補償状況
請求件数 年々増加している 認定件数も
平成26年度 1456件 496件認定 平成27年度1515件 472件認定 平成28年度1586件 498件認定
請求件数も認定件数も高水準で推移
職場でのストレス等の状況 アンケート
強い不安 悩み ストレスがある労働者 平成27年 55.7% 労働安全衛生調査 厚労省
職場での人間関係問題>仕事の質 量の問題>会社の将来性の問題
職場ストレスチエック 2015年12月から導入された
職業ストレス簡易調査票 BJSQ
ストレス要因 17項目                      ストレス反応 29項目        社会的支援 9項目
心理的な仕事(量)の負担                                                            活気 上司のサポート
心理的な仕事(質)の負担            イライラ感                                      同僚のサポート
自覚的な身体負担                             疲労感                                       家族友人のサポート
職場の対人関係ストレス                       不安感                                   仕事や生活の満足度
職場環境によるストレス                    抑うつ感
仕事のコントロール度                       身体愁訴
技能の活用度
仕事の適正度
働きがい
 *1次予防目的 不眠や睡眠障害の評価はない 飲酒の評価はない 就労者本人の性質 特徴の評価はない
不眠 睡眠障害に関するデーター
1 不眠を治療することによる直接的経費
2 睡眠障害が誘因となって引き起こされる生産性低下などによる社会的損失
-睡眠問題によっておこる作業効率低下による全国規模の経済損失は推計年間 3兆665億円
欠勤による経済損失 731億円 遅刻による経済損失 810億円 早退による経済損失 75億円
3 睡眠障害が誘発する産業事故や交通事故とその経済損失
交通事故による経済損失は2413億円
不眠症の疫学
日本人の約3人に1人が少なくとも1つ以上の不眠症状を感じており、入眠困難が14.9%睡眠維持困難が26.6%
早朝覚醒が11.7%であった 不眠症が重症化するほどQOLは低下する

睡眠障害と精神症状
睡眠障害のない人々に比べ、睡眠障害のある人々(うつ病には罹患していない)は約2倍うつ病に罹患しやすい
睡眠障害は希死念慮の予測因子である
就労者と不眠、睡眠障害
就労者の不眠は日中の機能や生活の質を下げ、医療費の経済負担や労働生産性低下に繋がる
就労者の不眠は集中力 コミニケーション技術 意思決定 柔軟な思考などの障害につながる
その結果として組織の成果に多大なる影響を及ぼす
CPAPは重症OSASの就労者の職業生活と労働生産性に対して有効である
就労者の不眠と職業性ストレスなどの関連
仕事量  仕事の裁量権  同僚や上司からの社会的支援  職の不安定さ  組織の公平性  グループ内の葛藤
Job Strain  努力報酬不均    雇用レベル シフト勤務

日本人就労者における気質、職業ストレスと不眠の関連について
気質と性格、パーソナリテー 気質は両親から子供が受け継いだ性質
気質はTEMPS-A 職業ストレスはGJSQ 不眠はAISで評価
気質 TEMPS-A
抑うつ気質 悲観的 引っ込み思案 傷つきやすく自己否定的
循環気質 気分やエネルギーのムラが大きい
発揚気質 楽観的でエネルギッシュ 陽気 社交的
焦燥気質 イライラしがち 機嫌が悪い 不平不満が多い
不安気質 心配性 不安や緊張が強く 神経過敏
職業性ストレス GJSQ
量的労働負荷 役割葛藤 役割の曖昧さ グループ内の葛藤 仕事の裁量権 上司からの社会支援 同僚からの社会支援
AISが6点以上を不眠 6点未満を非不眠群とする
結果 まとめ
1 133名の就労者のうち不眠群は48名 36.1%
就労者の不安気質傾向 3分位したうち最も役割葛藤が高い群が不眠と関連することがわかった
自身の不安気質傾向を知ることは、就労者自身の自己洞察、気づきにつながると考えられる
不安との付き合い方(認知行動療法 森田療法)

睡眠衛生指導(睡眠障害対処12の方針)
例 睡眠時間は人それぞれ 日中の眠気でこまらなければ十分
光の利用で良い睡眠 昼寝するなら15時前の20-30分 同じ時刻に毎日起床
眠たくなってから床につく 就寝時刻にこだわりすぎない
2 役割葛藤と不眠
就労者の役割葛藤が不眠と関連する 役割葛藤と睡眠の質の低さが関連する
→1 組織内での役割や多様化した仕事内容を明瞭化する
2 情報共有を促進する
3 職場同士お互いの多様性を受け入れる などにより役割葛藤を軽減することは就労者の不眠軽減につながる
可能性がある
3 不眠群48名 36.1% AISを使用した先行研究は23.2%~39.2%
不眠群の割合 2003年より前の研究<2007年以降の研究
→IT化が進み24時間様々なサービスを享受できるようになり、ワークライフが劇的に変化し、仕事とプライベ
ートの線引きが曖昧になった その結果 心理的社会的ストレスが増加し概日リズムに影響を与えた?

 

2018-02-09 11:48:17

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